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保護者の声


どんぐり園の生活について保護者の方々の感想を寄せていただきました。

息子はもともととってものんびり屋さんで、あまり走ったり飛んだり
して遊ぶタイプではありませんでした。
寒い日は「寒い~!」と言って、じ~っとベンチで固まっていたり、
海では入るのが怖くて砂浜でばかり遊んでいたり・・・
けれど、それはそれと受け止めて下さる保育者の先生方に見守られて、
気がつけば卒園する頃にはすっかりたくましい少年に成長していました。
自然と多く触れ合うどんぐり園に入って、身体も、そして何より心が
丈夫になったように思います。
そして、父親にも変化が・・・
何かと父親がかり出されることに最初はとまどい気味でしたが、今では
しっかりどんぐり園の行事がお父さんの手帳に書き込まれています。
「そろそろ竹の時期だったよなぁ。」というあたり、かなり楽しみに
しているようです。
童心にかえって、お父さんも大ハッスルできるどんぐり園なのですね。

入園後初めての本格的な園外保育は田んぼ遊び。
田舎育ちの私は、田んぼと聞くとワクワクしてしまいます。
嫌がって入らないかもなあ・・・と思いきや、帰ってきたわが子は
顔や耳まで泥が!!
着替える前に洗ってもらったけど、落ち切らなかったらしい。
それほど泥の海で気持ちよーく泳いでいたそうです。
捨てるしかないようなドロドロのパンツのお土産と一緒に、自慢げな
顔で見せるのはおたまじゃくし。
持ち帰ってカエルになるまで大切に育てます。
どんぐりの行事は数あれど、私はこの田んぼ遊びが大好きです。
入園してまだ緊張感のあった表情が、帰ってきたときには晴れやかに
変わっていたからです。
息子はとてもナイーブでしたから、このときの表情の変化は本当に
忘れられません。

昔は身近にあった自然も少なくなり、関わりが難しくなっていますが、
日々の保育の中で触れることができ、我が娘も花や草、虫の名前を
覚えたり、花飾りを作れるようになったり、田んぼのヌルヌルが
大好きになったり・・・と多くのことを自然から学んでいるようです。
入園して約半年ですが、最近娘の成長を感じることが多くなりました。
物事への取り組み方、見極め、できなかったことができる等、年齢に
よる成長だけではなく、どんぐり園での経験からのものではないかと
思っています。

私の息子の幼稚園選びと、どんぐり園体験談をお話します。
子供が生まれたころにテレビで見た、デンマークの「森の幼稚園」。
こんな風に幼児期に自然にたくさん触れて過ごせたら素敵だなと憧れていました。
息子の幼稚園選びのとき、どんぐり園の説明会で、自然の中での遊びを重視するという保育方針を聞き、とても惹かれました。
外遊びが大好きな息子にぴったりだと感じました。
でも最後まで迷いました。
息子はとてもやんちゃでしたから、お外で遊んでばかりの園にいれて小学校に入ってから大丈夫かしらと。
それにお母さんの出番が多いどんぐり園。
二人の子供の子育てだけでイッパイイッパイなのに大丈夫かしら。
いろいろ考えたすえ、「幼稚園に通うのは子どもで、子どもが楽しいのが一番大切だ」という結論にいたり、入園させました。
先生の「コミュニケーション能力を育てることを大切に考えている」という言葉も、決め手になりました。
結果、間違っていませんでした。
息子はどんぐり園で温かく見守られながら、のびのびと過ごし、毎日友達と思いっきり遊び、自分の好きなことに熱中しました。
外遊びばかりではなく、絵を描いたり、歌を歌ったり、絵本の読み聞かせがあったり、お料理したり、裁縫したり、木工をしたりと、家でなかなかさせられない経験もたくさんできました。
息子は毎日楽しくてたまらないようでした。
私はといえば、確かに忙しい時期もありましたが、他のお母さんたちと協力し合って作業するなかで、学ぶことも多かったし、長くお付き合いできそうなお友達もできました。


小学2年生になった息子が、最近ふと言った言葉。
「どんぐり園の時さぁ、自然の恵みをたくさんいただいたよね!」 (言い回しが笑えました)
突然で驚いたのですが、ヨモギをとったり、木イチゴを食べたり、スイバを吸ったり、オドリコソウの蜜を吸った記憶が急に蘇ってきたようです。
ときどきどんぐり園の楽しかったことを思い出すようです。
最後に、最近読んだ親野智可等さんのコラム。
これを読んで、改めてどんぐり園でよかったと思いました。

どうして、どんぐり園を選んだの?ってきかれることがあります。
うちは、運動会をみて、こんなに子どものことを考えて行う運動会がある

なんて・・・と感動したのが最初です。
保護者にみせるためのものではなく、子ども、先生たち、みんなが楽しんで

いました。
それだけでなく、保護者はもちろん、卒園した子ども達までも、
みんなが笑顔になれる、あったか~い運動会に、とてもひかれました。
どんぐり園のことを知りたいと思うようになり、いろいろききました。
通った、小学生にも。弟や妹たちは、絶対、ひよこ会、どんぐり園にいれて

あげてねってお父さん、お母さんにいうそうです。
どんぐりのとき、本当に楽しかったよねって、公園にいた中学生がいいました。再会して、思い出話にもりあがったそうです。
子どもの心にしっかり残るどんぐり園、本当にステキです。
大人にとってのたかが、2、3年と思っても、4年くらいしか生きてきていない子どもにとっての大事な幼児期。
人格を形成する大事な幼児期に、何を体験させたいですか?
みんなと同じ構図の絵を書いた記憶ですか?
どなられてやった運動会?おゆうぎ会?
記録より、思い出なら、何を残してあげたいですか?
幼児期って、本当に大事です。
だから、藤沢市にある、ひよこ会、すなやま園、ちびっこ幼児教室、ひまわり園、そして、どんぐり園。一度、のぞいて、考えてみてほしいです。
今の世の中だからこそ、大切にしていきたいものがたくさんつまっています。
幼児期のこどもたちに何が必要か、
たくさんのお父さん、お母さんに考えてほしいです。
どんぐり園を選んで、正解だったと本当に思います。

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